【3月9日 AFP】20-21イングランド・プレミアリーグは8日、第27節の試合が行われ、チェルシー(Chelsea)はカイ・ハヴァーツ(Kai Havertz)の活躍でエバートン(Everton)を2-0で下し4位をキープした。トップ4フィニッシュを争うウェストハム(West Ham)もリーズ・ユナイテッド(Leeds United)に2-0で勝利した。

 昨年ドイツ・ブンデスリーガ1部のバイヤー・レバークーゼン(Bayer Leverkusen)から7000万ポンド(約106億円)の移籍金でチェルシーに加入した21歳のハヴァーツは苦しい1年目を過ごしているが、トーマス・トゥヘル(Thomas Tuchel)監督の先発起用に応え、本拠地スタンフォード・ブリッジ(Stamford Bridge)で全得点に絡んだ。

 前半にハヴァーツのシュートが相手DFベン・ゴッドフリー(Ben Godfrey)に当たってゴールに吸い込まれたチェルシーは、後半にはハヴァーツが獲得したPKをジョルジーニョ(Jorginho)が成功させた。

 1月にフランク・ランパード(Frank Lampard)前監督が解任されたチェルシーは、トゥヘル監督が就任してから公式戦11試合で8勝3分けと無敗を継続している。指揮官は「特別な瞬間や良い結果を共有することが上質なパフォーマンスにつながる」と話した。

「控室では選手間の強い絆を感じることができる。チームを取り巻く全員からポジティブな力を感じる。こういった結果を続けるためにはそれが必要だ」

 ホームのロンドン・スタジアム(London Stadium)でリーズを下したウェストハムは、チェルシーと2ポイント差の5位をキープし、周囲の予想に反してトップ4フィニッシュに望みをつないでいる。

 デビッド・モイーズ(David Moyes)監督が率いるウェストハムは、昨季のこの時期には残留争いをしていたが、指揮官は「本当によくやっているし、素晴らしいシーズンを送っている。最高のシーズンになるかもしれない」とコメントした。(c)AFP/Steven GRIFFITHS