【3月9日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間8日午後8時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は259万3872人に増加した。

【図解】新型コロナウイルス感染症:長引く症状

 これまでに世界で少なくとも1億1676万8620人の感染が確認された。大半はすでに回復したが、一部の人々にはその後も数週間、場合によっては数か月にわたり症状が残っている。

 この統計は、各国の保健当局が発表した日計に基づいたもので、ロシアやスペイン、英国で行われた統計局による集計見直しの結果は含まれていない。

 検査の実施件数は流行初期と比べて大幅に増加しており、集計手法も改善したことから、感染が確認される人の数は増加している。だが、軽症や無症状の人の多くは検査を受けないため、実際の感染者数は常に統計を上回る。

 7日には世界全体で新たに5034人の死亡と36万341人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのはブラジルの1086人。次いで米国(617人)、ロシア(379人)となっている。

 最も被害が大きい米国では、これまでに52万5035人が死亡、2899万9266人が感染した。

 次いで被害が大きい国はブラジルで、死者数は26万5411人、感染者数は1101万9344人。以降はメキシコ(死者19万604人、感染者212万8600人)、インド(死者15万7853人、感染者1122万9398人)、英国(死者12万4419人、感染者421万8520人)となっている。

 人口10万人当たりの死者数が最も多いのはチェコの204人。次いでベルギー(192人)、スロベニア(187人)、英国(183人)、モンテネグロ(170人)となっている。

 地域別の死者数は、欧州が87万5206人(感染3869万3968人)、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が69万8466人(感染2208万9230人)、米国・カナダが54万7270人(感染2988万5362人)、アジアが25万9877人(感染1637万5872人)、中東が10万6333人(感染572万2679人)、アフリカが10万5767人(感染396万8760人)、オセアニアが953人(感染3万2757人)となっている。

 各国の死者数・感染者数は当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。(c)AFP