【3月8日 AFP】(更新)西アフリカ・赤道ギニアの商業の中心地バータ(Bata)にある軍基地で7日、4度にわたり爆発が起き、国営テレビによると30人が死亡、約600人が負傷した。基地に隣接した住宅地が壊滅的な被害を受けており、犠牲者は増える恐れがある。

【続報】死者98人・負傷者615人に

 テオドロ・オビアン・ヌゲマ(Teodoro Obiang Nguema)大統領は事故原因について、地元農家の野焼きと、軍基地の弾薬庫の「ずさんな管理」にあると説明。「バータ市は、ダイナマイトや弾薬などの保管場所を警備する担当班による怠慢の犠牲になった」「(これらの爆発物に)農家の野焼きの残り火が引火し、一連の爆発につながった」と述べた。

 国営テレビTVGEは、基地周辺の広範囲で建物が倒壊し、炎上している様子や、空に大きな黒煙が立ち上る映像を報じた。子どもや大人が次々とがれきの中から救出され、市内の病院では負傷者が床に横たわって手当てを待つなど、混乱も見られた。

 保健省はツイッター(Twitter)への投稿で、多くの住民ががれきの下敷きになっている恐れがあるとの見方を示していた。(c)AFP