【3月8日 CGTN Japanese】税関総署が7日にデータを発表し、今年1~2月の輸出入総額は5.44兆元(約90.62兆円)になり、昨年同期より32.2%増えたと明らかにしました。輸出入の拡大は昨年6月から9カ月連続で、良い方向に向かって発展する勢いが続いています。

 その背景には主に3つの原因があります。まず、1~2月に米国と欧州などの主要経済国で生産と消費が回復し、こうした国々での需要の増加が中国の輸出拡大につながりました。

 2つ目は春節連休中、製造各社で多くの従業員が帰省せず、広東(Guangdong)浙江(Zhejiang)など対外貿易の盛んな地方では連休中も生産を続けたため、例年だと連休明けになっていた納品が適時行えたということです。

 更に、新型コロナの影響で昨年1~2月は輸出入が前年同期より9.7%減りました。これは、今年の増加幅が大きくなった原因の一つとされています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News