【3月8日 AFP】フランスのエリザベット・モレノ(Elisabeth Moreno)首相付男女平等・多様性・機会均等担当大臣は、8日の「国際女性デー(International Women's Day)」を前に、エマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領(43)の内閣幹部には女性が1人しかいないと明らかにした。

 モレノ氏はマクロン氏に「模範になっていない」と指摘したと話したが、マクロン氏の反応は明らかにしなかった。一方、マクロン氏が男女平等を政策の優先事項に掲げ、バランスの取れた政権づくりをしていることは称賛した。

 2017年に大統領に就任して以来、マクロン氏は政権内の男女比が等しくなるよう努めてきた。ただ、マクロン政権で首相に就任した2人は、いずれも男性だ。

 マクロン氏の内閣幹部13人のうち、女性はセシル・ジュネステ(Cecile Geneste)官房副長官のみとなっている。(c)AFP