【3月8日 AFP】20-21イタリア・セリエAは7日、第26節の試合が行われ、ACミラン(AC Milan)はアウェーでエラス・ベローナ(Hellas Verona)を2-0で下し、暫定ながら首位インテル(Inter Milan)との勝ち点差を3に縮めた。

 マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)とのヨーロッパリーグ(UEFA Europa League)決勝トーナメント2回戦第1戦を今週に控えているミランは、ラデ・クルニッチ(Rade Krunic)の直接FKで27分に先制すると、そのユナイテッドからローン移籍で加入しているディオゴ・ダロト(Diogo Dalot)が50分に追加点をマーク。

 ズラタン・イブラヒモビッチ(Zlatan Ibrahimovic)やアンテ・レビッチ(Ante Rebic)、テオ・エルナンデス(Theo Hernandez)ら主力選手を欠いたミランだが、先日の直接対決で0-3と完敗し、好調アタランタ(Atalanta)とのホームゲームを8日に控えているインテルに重圧をかけ続けた。

 今季のセリエAで14試合に出場し14得点をマークしているイブラヒモビッチは、脚の筋肉に問題があったものの、ベローナ(Verona)でチームに合流した。

 ミランを率いるステファノ・ピオリ(Stefano Pioli)監督は、「きょうはチームとして立ち位置や、われわれが一つのチームでまだ信じているということを証明した」とした上で、「全員がそろっているときのわれわれは強力だが、選手が離脱していても強い」と続けた。

「イブラヒモビッチは試合前に合流してテクニカルミーティングにも顔を出し、偉大な王者がそうするように、チームに刺激を与えてくれた。彼は集団のリーダー」

 一方、ASローマ(AS Roma)はジャンルカ・マンチーニ(Gianluca Mancini)のゴールが決勝点となり、ジェノア(Genoa CFC)に1-0で勝利。

 今週、シャフタール・ドネツク(Shakhtar Donetsk)とのヨーロッパリーグ決勝トーナメント2回戦第1戦を控えているローマは暫定ながら4位に浮上し、5位アタランタに勝ち点1差をつけている。

 6日の試合でラツィオ(SS Lazio)を下し、リーグ戦でホーム7連勝を飾った王者ユベントス(Juventus)は、消化試合数が一つ少ない中で2位ミランとは4ポイント差となっている。(c)AFP/Emmeline MOORE