【3月10日 AFP】東日本大震災から10年。未曽有の巨大地震と大津波に見舞われた沿岸部の町の多くが得た教訓は、より高い防潮堤を築くことだ。

 岩手県宮古市田老(Taro)地区にはかつて、「万里の長城」と呼ばれた総延長2キロを超える高さ10メートルの防潮堤があった。だが、2011年の大津波はそれすらを越え、甚大な被害をもたらした。

 住民が防潮堤に反対した地域もあるが、被災地沿岸部では総延長430キロにわたる防潮堤の建設が進められている。(c)AFP/Natsuko FUKUE