【3月8日 AFP】今週行われるカタール・エクソンモービル・オープン(Qatar ExxonMobil Open 2021)で、1年以上ぶりに復帰する男子テニスのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)が、手術をした膝の痛みは「全然問題ない」と強調し、復帰の過程で引退の選択肢は全く頭になかったと話した。

 2020年1月の全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2020)準決勝以来の公式戦出場となる39歳のフェデラーは、大会前の会見で、「40歳で1年ぶりの復帰というのは確かに珍しい」と認めた上で、「まだ何かやり残していると感じている。引退は全く考えなかった」とコメントした。

 2020年に2回膝の手術を受けたフェデラーは、「重要なのは痛みがなく、けがもないこと」と話し、「また大会に戻れてとてもうれしい。これだけ長くかかるとは思っていなかった」と続けた。

 フェデラーがツアーを離れている間には、ラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)が全仏オープン(French Open)で13勝目を挙げて四大大会(グランドスラム)の優勝回数をフェデラーに並ぶ20勝に伸ばした。

 ノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は先月の全豪でV9を飾り、同18勝。また8日に発表された最新世界ランキングでは1位の在位期間を合計311週に伸ばし、フェデラーの記録を上回った。

 二人とのライバル関係について、フェデラーは「素晴らしい議論のテーマだ」と語り、「このところのノバクとラファの実績は飛び抜けていると思う。しかも、二人とも25歳じゃない」と笑った。

「ノバクは全豪で勝って、ラファは全仏で勝った。二人とも全盛期のように見える。テニス界としても、議論のテーマとしても素晴らしいことだ」

「私は記録よりも、自分の体や自分のテニスのことを考えている」

「二人は信じられない選手だ。これからも目標をできる限り達成し続けてほしいと思う。誰だって引退するときは後悔したくない。その意味では、私たち三人はみんな夜ぐっすり眠れるよ」

 今大会で結果を残せるかについては、「期待値は非常に低い」が、自分を驚かせたいとも考えており、「もちろん自信はある。そうでなければここへは来ていない」と話している。

 フェデラーの初戦は9日か10日の予定で、対戦相手はダニエル・エヴァンス(Daniel Evans、英国)か、ベテランのジェレミー・シャーディ(Jeremy Chardy、フランス)となる。

 フェデラーは「自分がトロフィーを手にしている場面が見える」と話している。(c)AFP/Gregory WALTON