【3月8日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間7日午後8時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は258万8597人に増加した。

【図解】新型コロナウイルス感染症:長引く症状

 これまでに世界で少なくとも1億1641万5200人の感染が確認された。大半はすでに回復したが、一部の人々にはその後も数週間、場合によっては数か月にわたり症状が残っている。

 この統計は、各国の保健当局が発表した日計に基づいたもので、ロシアやスペイン、英国で行われた統計局による集計見直しの結果は含まれていない。

 検査の実施件数は流行初期と比べて大幅に増加しており、集計手法も改善したことから、感染が確認される人の数は増加している。だが、軽症や無症状の人の多くは検査を受けないため、実際の感染者数は常に統計を上回る。

 6日には世界全体で新たに8431人の死亡と40万6668人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのは米国の1752人。次いでブラジル(1555人)、メキシコ(779人)となっている。

 最も被害が大きい米国では、これまでに52万4362人が死亡、2895万2953人が感染した。

 次いで被害が大きい国はブラジルで、死者数は26万4325人、感染者数は1093万8836人。以降はメキシコ(死者19万357人、感染者212万5866人)、インド(死者15万7756人、感染者1121万799人)、英国(死者12万4419人、感染者421万3343人)となっている。

 人口10万人当たりの死者数が最も多いのはチェコの203人。次いでベルギー(192人)、スロベニア(187人)、英国(183人)、モンテネグロ(169人)となっている。

 地域別の死者数は、欧州が87万3514人(感染3857万868人)、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が69万6644人(感染2198万365人)、米国・カナダが54万6570人(感染2983万6473人)、アジアが25万9298人(感染1634万2065人)、中東が10万6064人(感染569万2658人)、アフリカが10万5554人(感染396万23人)、オセアニアが953人(感染3万2748人)となっている。

 各国の死者数・感染者数は当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。(c)AFP