【3月7日 AFP】サッカーフランス杯(French Cup 2020-21)は6日、10回戦が行われ、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)は3-0でスタッド・ブレスト(Stade Brestois 29)を下し、16強入りを果たした。一方で3部レッドスターFC(Red Star FC)がリーグ1のランス(RC Lens)を3-2で破る波乱があった。

 PSGは出場停止明けのキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)が開始9分、ハーフウエーライン付近からドリブルで持ち上がり、左足の強烈なミドルシュートをゴール左上隅に決めて先制すると、さらにユリアン・ドラクスラー(Julian Draxler)のパスにパブロ・サラビア(Pablo Sarabia)が合わせて前半のうちに2点目を追加した。サラビアは3日前のボルドー(FC Girondins de Bordeaux)とのリーグ戦でも決勝点を挙げており、2戦連発となった。

 後半には、太もものけがで1か月戦列を離れていたアンヘル・ファビアン・ディ・マリア(Angel Fabian Di Maria)、さらにはマルコ・ヴェッラッティ(Marco Verratti)が復帰するという、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2020-21)のFCバルセロナ(FC Barcelona)戦に向けてうれしいニュースもあった。

 そして最後は、ヴェッラッティのパスをエムバペが胸でトラップすると、これが偶然にも相手GKの逆を突いてゴールに吸い込まれ、PSGが快勝を収めた。

 この大会で5回の優勝経験を持つレッドスターは、試合残り7分から2得点を挙げて逆転勝利を収め、1部のランスを敗退に追い込んだ。

 オリンピック・リヨン(Olympique Lyon)は、5-2でリーグ2のソショー(FC Sochaux)に大勝した。(c)AFP