【3月7日 AFP】20-21イタリア・セリエAは6日、第26節の試合が行われ、ユベントス(Juventus)は3-1でラツィオ(SS Lazio)から逆転勝利を収め、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2020-21)のFCポルト(FC Porto)戦に弾みのつく白星を挙げた。

 第1戦の1-2からの逆転を目指すチャンピオンズリーグの大一番を前に、クリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)をベンチスタートとしたユベントスは、デヤン・クルゼフスキ(Dejan Kulusevski)の中盤でのパスミスから、ホアキン・コレア(Joaquin Correa)に早々の先制点を許した。

 それでもチームは、アルバロ・モラタ(Alvaro Morata)のお膳立てからアドリアン・ラビオ(Adrien Rabiot)が前半のうちに同点ゴールを決めると、モラタが後半の3分間で2得点を挙げて逆転した。

 ユベントスはこれで、首位インテル(Inter Milan)と暫定で勝ち点7差、2位ACミラン(AC Milan)と同1差の3位となっている。インテルは8日にアタランタ(Atalanta)と、ミランは7日にエラス・ベローナ(Hellas Verona)と対戦する。

 ユベントスを率いるアンドレア・ピルロ(Andrea Pirlo)監督は「きょうのわれわれは20分遅れて試合を始めたような感じだったが、仕方がない。多くの選手が本来とは異なるポジションでプレーし、(けがからの)復帰組も多かった」と話した。

「しかし、そこから素晴らしい奮起を見せた。気落ちせず、多くの選手を欠いた中でも飛び抜けた試合をした」

 ユベントスでは、パウロ・ディバラ(Paulo Dybala)とジョルジョ・キエッリーニ(Giorgio Chiellini)、マタイス・デ・リフト(Matthijs de Ligt)が引き続きけがで戦列を離れ、ロドリゴ・ベンタンクール(Rodrigo Bentancur)は新型コロナウイルスの検査で陽性となった。

 一方でフアン・クアドラド(Juan Cuadrado)は4試合ぶりの先発に入り、アルトゥール(Arthur Melo)とレオナルド・ボヌッチ(Leonardo Bonucci)も終盤に交代で復帰した。(c)AFP/Emmeline MOORE