【3月7日 AFP】20-21イングランド・プレミアリーグは6日、第27節の試合が行われ、レスター・シティ(Leicester City)はブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC(Brighton & Hove Albion FC)に2-1で逆転勝利し、暫定ながら2位に浮上した。

 主力選手が相次いで負傷離脱し、ここ数週間は疲れがたまっているかのようなパフォーマンスを見せているレスターは、アダム・ララーナ(Adam Lallana)に移籍後初ゴールを決められ10分で失点した。

 ジェームズ・マディソン(James Maddison)とハーヴェイ・バーンズ(Harvey Barnes)を欠き、前半45分は活気を欠いているかに思われたレスターだが、後半になると反撃を開始。ユーリ・ティーレマンス(Youri Tielemans)の華麗なパスで相手の守備網を破ると、ケレチ・イヘアナチョ(Kelechi Iheanacho)が冷静にゴールを決めて62分に追いついた。

 レスターはその後、マーク・アルブライトン(Marc Albrighton)がCKを蹴ると相手GKロベルト・サンチェス(Robert Sanchez)が処理を誤り、最後はダニエル・アマーティ(Daniel Amartey)がヘディングを流し込んで、公式戦で4試合ぶりの白星を手にした。

 一方、アーセナル(Arsenal)はバーンリーFC(Burnley FC)と1-1で引き分け、トップ4入りは絶望的な状況となった。

 敵地ターフ・ムーア(Turf Moor)でさらに勝ち点2を落としたアーセナルが来季、2016-17シーズン以来となる欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)出場を果たすには、ヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2020-21)での優勝が最も現実的な道となっている。

 ピエール・エメリク・オーバメヤン(Pierre-Emerick Aubameyang)の得点で先制したアーセナルは、グラニト・ジャカ(Granit Xhaka)がゴールエリアのすぐ外で味方にパスを出そうとしたものの、これがクリス・ウッド(Chris Wood)に当たってネットを揺らしてしまい、前半のうちに追いつかれた。

 10位に浮上したアーセナルは4位と9ポイント差となっており、4位チェルシー(Chelsea)と5位エバートン(Everton)の直接対決がある8日にはその差はさらに広がることになる。(c)AFP/Kieran CANNING