【3月8日 Xinhua News】琉璃(瑠璃、ガラス)は民家や宮殿、寺院などの建物に広く使われる芸術的価値の高い建材で、その焼成技法は2008年に国家級無形文化遺産リストに登録された。中国山西省(Shanxi)太原市(Taiyuan)に古くから伝わる「蘇氏琉璃」は、明代中期に始まり清代に盛んに作られ、同市だけでなく北京市や南京市(Nanjing)などの建物にも多く見られる。

 「蘇氏琉璃」に使われる釉薬で最も有名なものの一つ「孔雀藍」は、一度伝承が途絶えたが、第7代伝承者の葛原生(Ge Yuansheng)さんによる約30年に及ぶ研究と数千回にわたる試作を経てようやく、かつての輝きを取り戻した。(c)Xinhua News/AFPBB News