【3月7日 AFP】男子テニスのダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev、ロシア)が、15日に更新される世界ランキングで、「4強」以外の選手ではおよそ16年ぶりとなるランク2位に浮上することが決まった。男子プロテニス協会(ATP)が6日、発表した。

 25歳のメドベージェフは、ラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)に代わってノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)に次ぐ2位になる。ジョコビッチは次週、トップ在位期間の歴代1位を通算311週に更新する。

 世界ランクの1位と2位は15年以上、ジョコビッチとナダル、ロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)、アンディ・マレー(Andy Murray、英国)の4人で占められてきた。

 ATPツアーはツイッター(Twitter)で「次週のドロー発表に併せて、ダニール・メドベージェフが3月15日に世界ランキング2位に浮上することが確定する。ジョコビッチ、ナダル、フェデラー、マレーの4強以外のトップ2選手は、2005年7月25日以降では初めてとなる」と発表した。

 メドベージェフは全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2021)でジョコビッチに次ぐ準優勝となり、ABNアムロ世界テニストーナメント(ABN AMRO World Tennis Tournament 2021)で決勝に進出すれば8日のランク更新で2位に浮上できたが、ドゥサン・ラヨビッチ(Dusan Lajovic、セルビア)に敗れ、初戦敗退に終わった。(c)AFP