【3月7日 AFP】女子テニス、カタール・トータル・オープン(Qatar Total Open 2021)は6日、シングルス決勝が行われ、大会第4シードのペトラ・クビトバ(Petra Kvitova、チェコ)が6-2、6-1でガルビネ・ムグルサ(Garbine Muguruza、スペイン)に快勝し、自身2回目となる大会優勝を果たした。

 クビトバはわずか1時間強で四大大会(グランドスラム)2勝同士の対決を制し、通算38回目の決勝でキャリア28勝目を挙げた。

 2018年大会でも決勝でムグルサを倒して優勝しているクビトバは、「厳しいコンディションの中で、素晴らしい大会を送れた」と話し、「2回目ということで申し訳ないけれど、またどこかで対戦できたらと思う」と敗れた相手を思いやった。

 クビトバはこれで、この大会で合計20試合に勝利したことになり、19勝で並んでいたスベトラナ・クズネツォワ(Svetlana Kuznetsova、ロシア)、キャロライン・ウォズニアッキ(Caroline Wozniacki、デンマーク)氏を上回って単独最多となった。

 一方のムグルサは、これでクビトバとの対戦は5連敗となった。それでも試合後には「同じ試合は一つとしてない。いろいろな条件の中で勝ったペトラにはおめでとうと言いたい。それに、私からまたタイトルを奪ってくれたことにも」と話し、「来年また戻ってくるのが待ちきれない」と続けた。(c)AFP/Gregory WALTON