【3月6日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間6日午後8時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は258万1034人に増加した。

【図解】新型コロナウイルス感染症:長引く症状

 これまでに世界で少なくとも1億1603万1470人の感染が確認された。大半はすでに回復したが、一部の人々にはその後も数週間、場合によっては数か月にわたり症状が残っている。

 この統計は、各国の保健当局が発表した日計に基づいたもので、ロシアやスペイン、英国で行われた統計局による集計見直しの結果は含まれていない。

 検査の実施件数は流行初期と比べて大幅に増加しており、集計手法も改善したことから、感染が確認される人の数は増加している。だが、軽症や無症状の人の多くは検査を受けないため、実際の感染者数は常に統計を上回る。

 5日には世界全体で新たに1万685人の死亡と45万657人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのは米国の2530人。次いでブラジル(1800人)、メキシコ(712人)となっている。

 最も被害が大きい米国では、これまでに52万2879人が死亡、2889万5047人が感染した。

 次いで被害が大きい国はブラジルで、死者数は26万2770人、感染者数は1086万9227人。以降はメキシコ(死者18万9578人、感染者211万9305人)、インド(死者15万7656人、感染者1119万2088人)、英国(死者12万4261人、感染者420万7304人)となっている。

 人口10万人当たりの死者数が最も多いのはチェコの201人。次いでベルギー(192人)、スロベニア(187人)、英国(183人)、モンテネグロ(167人)となっている。

 地域別の死者数は、欧州が87万1426人(感染3842万7275人)、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が69万3735人(感染2187万5286人)、米国・カナダが54万5063人(感染2977万5553人)、アジアが25万9009人(感染1630万8187人)、中東が10万5582人(感染566万2330人)、アフリカが10万5268人(感染395万208人)、オセアニアが951人(感染3万2637人)となっている。

 各国の死者数・感染者数は当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。(c)AFP