【3月6日 AFP】米カリフォルニア州は5日、新型コロナウイルスの新規感染者数の急減を受け、屋外の大型施設の営業再開条件を緩和すると発表した。ディズニーランド(Disneyland)などのテーマパークや屋外競技場は条件付きで4月1日から営業が可能となる。

 規制緩和の対象となるのは、屋外での活動のみ。カリフォルニア州のマーク・ガーリー(Mark Ghaly)厚生長官は、規制緩和で「カリフォルニア州は少しずつ安全に活動を再開できるようになる」として、その対象に「屋外や、マスクを常に着用することが可能な場所」を挙げている。

 カリフォルニア州保健当局の発表によると、今回の措置によって、野球場、競技場、ディズニーランド、シックスフラッグス・マジックマウンテン(Six Flags Magic Mountain)、ユニバーサル・スタジオ(Universal Studio)などの大型娯楽施設は、所在する郡の状況に応じ、収容人数を制限した上で営業再開が許可される。

 カリフォルニア州当局は、感染者数と検査陽性率に基づいて地域の規制を色分けしているが、テーマパークの営業再開は所在する郡の規制が最も厳しい「紫色」から引き下げられた場合に限って許可され、再開当初の収容率は15%まで、さらに入場者は州民に限定される。ディズニーランドのあるオレンジ(Orange)郡は現在、最も厳しい「紫色」で、観光施設が集まる隣接したロサンゼルス郡も同じく「紫色」に指定されている。しかし、カリフォルニア州では新規感染者数が急激に減少し、ワクチンの接種を受けた人も増えていることから、ここ数日間は規制が緩和されている。

 観客を入れての屋外のスポーツやライブパフォーマンスは、収容人数は州内の状況に応じて制限されるものの、4月1日から州全域で許可される。収容可能人数は、感染者が最も多い地域では、州民100人までに制限される。(c)AFP