【3月6日 AFP】米航空宇宙局(NASA)は5日、火星探査車「パーシビアランス(Perseverance)」が4日に火星で初の移動試験を実施したと発表した。

 パーシビアランスはまず前に4メートル進み、その場で左に150度方向を変え、2.5メートル後退した。約6.5メートルを33分かけて移動した。

 NASAジェット推進研究所(JPL)のアナイス・ザリファン(Anais Zarifian)氏は、移動試験は「信じられないほどうまくいった」として、「ミッションと移動機構チームにとって大きな節目だ」と語った。

 今後、春の終わりから夏の初めにパーシビアランスに搭載されている火星ヘリコプターの初飛行も行う計画で、飛行ゾーンの検討が進められている。(c)AFP