【3月6日 Xinhua News】中国西部の甘粛省(Gansu)蘭州市(Lanzhou)で「日本製」の商品を買い求める人が増えている。市内の輸入商品卸売りセンターではネット通販でも人気の高い日本製の化粧品や保温ボトル、食器などがよく売れているという。

 蘭州新区にある商品卸売りセンターの責任者、包小燕(Bao Xiaoyan)さんによると、同センターのオープンは2017年で、取引相手国は36カ国以上、取扱商品は2万種を超える。「日本館」の人気が特に高く、日本から輸入された商品が陳列棚にぎっしりと並べられた売り場は日本文化の香りが濃厚に漂い、多くの消費者を引き付けている。

 包さんは「日本の生活用品や紙おむつなどの乳幼児用品、化粧品、スキンケア製品がよく売れている。特に生活用品の人気が高く、販売量全体の10%を占める」と語った。

 中国の対外開放の扉はますます大きく開かれ、消費の高度化も進んでいる。こうした背景が中国西部の甘粛省と日本など諸外国との経済貿易協力を緊密化させている。

 蘭州大学緑色金融(グリーンファイナンス)研究院の魏麗莉(Wei Lili)教授は、日本など外国の製品が中国北西部の内陸市場でよく売れているのは、中国の経済発展に伴い庶民の「財布」が潤ってきたことに加え、中国が対外開放の度合いを強めてきたことの現れとの認識を示している。(c)Xinhua News/AFPBB News