■「3年は必要」の予想を超えて

 インフルエンサーらへのギャラは、ファッションブランドのヘルノ(Herno)や携帯通信大手のボーダフォン(Vodafone)、DJ機器メーカーのパイオニア(Pioneer)といったブランド各社が制作会社であるウェブ・スターズ・チャンネルと契約を結び、同社から支払われている。

 カサディ氏によると、当初は採算が取れるようになるまで3年は必要だと予想していた。この住宅の賃貸料だけで1日500ユーロ(約6万3000円)かかっている。だが実際には、収支がとんとんになるまで3か月しかかからなかった。

 もうかるビジネスではあるが、仮想世界での成功は一過性のものだと考える人々も少なくない。「大ヒットを出したかと思えば、次の瞬間にはどん底です」と140万人のフォロワーを抱えるアレシア・ランザ(Alessia Lanza)さん(20)は言う。

 イタリアでは最近、「失神チャレンジ」をしていたとされる10歳の少女が死亡しており、ティックトックへの風当たりが強まっている。しかし、デフハウスのインフルエンサーの一人、ジャスミン・ザンガレッリ(Jasmin Zangarelli)さん(17)は、「ソーシャルネットワークはいいものです。うまく使えば」と語った。(c)AFP/Brigitte HAGEMANN