【3月5日 AFP】男子テニス、ABNアムロ世界テニストーナメント(ABN AMRO World Tennis Tournament 2021)は4日、シングルス2回戦が行われ、大会第2シードのステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)はホベルト・ホルカシュ(Hubert Hurkacz、ポーランド)を6-4、4-6、7-5で下し、準々決勝に駒を進めた。

 前月の全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2021)でラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)を下して4強入りした22歳のチチパスは、この日第2セットを落としたが、接戦となった最終セットを3度目のマッチポイントで制した。

 準々決勝でカレン・ハチャノフ(Karen Khachanov、ロシア)と対戦するチチパスは、試合後のオンコートインタビューで「本当に良いプレーができた。お互いがレベルの高いテニスをしていたし、ブレークポイントのチャンスを多く与えなかった」とコメントした。

「どちらもサーブが非常に良かった。最後の最後まで一生懸命プレーできたことを本当にうれしく思う。疲れたけれど報われた」

 今大会では第1シードのダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev、ロシア)や第3シードのアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)が早々に敗退しており、世界6位のチチパスが本命とみられている。

 他の試合では、1回戦でズベレフを下したアレクサンダー・バブリク(Alexander Bublik、カザフスタン)が、トミー・ポール(Tommy Paul、米国)に7-6(7-5)、3-6、1-6で敗れた。

 第6シードのダビド・ゴフィン(David Goffin、ベルギー)も予選勝者のジェレミー・シャーディ(Jeremy Chardy、フランス)に6-7(3-7)、6-7(5-7)で屈し、前週の南フランス・オープン(Open Sud de France 2021)に続く優勝はならなかった。(c)AFP