【3月5日 AFP】ドイツとスウェーデンは4日、英製薬大手アストラゼネカ(AstraZeneca)が開発した新型コロナワクチンについて、65歳以上の高齢者を対象とした使用を承認した。同社製ワクチンについてはフランスやベルギーも今週、65歳以上への使用を承認していた。

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 ドイツはこれまで、データが不十分であるとして、65歳以上に対するワクチン接種を認めていなかった。しかし独予防接種常任委員会(STIKO)はインターネット上での発表で、高齢者に対するワクチン接種が進んでいる英国のイングランドとスコットランドからの新たなデータに基づき、方針を変更すると表明した。

 スウェーデンの保健当局も、英国での研究により「他の認可済みワクチンと同様の効果があり、80歳以上の人々にも効く」ことが示されたとして、アストラゼネカ製ワクチンの65歳以上への使用を推奨する方針を示した。(c)AFP