【3月4日 CGTN Japanese】中国工程院の鐘南山(Zhong Nanshan)院士は、新型コロナのワクチン接種によって感染拡大が止められる「集団免疫」が達成するまでに、少なくとも2~3年はかかるだろうと述べ、新型コロナ感染症の封じ込めにおける国際的な協力を呼びかけました。

 これは鐘院士がエディンバラ大学とエディンバラ未来研究所が共同主催する国際感染症シンポジウムで述べたものです。このシンポジウムは2日夜にオンライン形式で開かれ、鐘南山院士と米国の感染症対策トップのアンソニー・ファウチ(Anthony Fauci)博士が出席し、国際的な協力の重要性が改めて強調されました。

 集団免疫について、鐘院士は、自然感染によって実現するのではなく、ワクチン接種によって免疫を獲得するものだと指摘したうえで、新型コロナの変異株が感染症の封じ込めに大きな課題をもたらしているという見方を示した。(c)CGTN Japanese/AFPBB News