【3月5日 Xinhua News】中国の上海に本社を置く観光企業、上海久事旅遊(集団)はこのほど、傘下の上海浦江遊覧集団が電動遊覧船の建造を発注したことを明らかにした。世界的に有名な上海市の黄浦江遊覧で初めての新エネルギー船となる。

 上海浦江遊覧集団董事長の侯文青(Hou Wenqing)氏によると、黄浦江の遊覧船はこれまでディーゼルエンジンがメインで、これに対し電動船は省エネで環境に優しく、環境配慮型発展を促進するという。航行時の騒音や振動も小さく、乗客に静かで快適な乗り心地を提供する。

 電動遊覧船は全長40メートル、全幅9メートル、室内の高さは2・8メートル。イタリアとフランスのデザイナーも参加し、現代のハイテクと東方文化を織り交ぜた設計となる。

 現在、設計は最終段階に入っており、5月には完了して建造開始の予定で、来年下半期に進水する計画になっている。(c)Xinhua News/AFPBB News