【3月4日 AFP】ナイジェリア北西部ザムファラ(Zamfara)州の女子中等学校から武装集団に拉致され、解放された生徒279人が3日、家族と再会した。

 女子生徒は先月26日、地元で「盗賊団」と呼ばれる武装集団に拉致されたが、2日朝に解放された。その後、州都グサウ(Gusau)で州政府の保護下に置かれ、診察や治療を受けていた。

 ザムファラ州の教育委員はAFPに対し、医師が生徒らを親元へ帰しても問題ないと判断したと話した。

 2日に取材に応じた生徒の一人は、「ずっと歩かされた」と述べ、「逃げれば殺すと脅された」と拉致当時の恐ろしい体験を語った。

「排せつ物だらけの溝に入れられ、そこで眠らなければならなかった」 (c)AFP