【3月3日 AFP】中米パナマのミスコンテスト主催団体「セニョリータ・パナマ(Senorita Panama)」は、今年から「法的・医学的手続きがすべて完了している」トランスジェンダー女性に対し、コンテスト参加の門戸を開くと発表した。

 セニョリータ・パナマが主催する同名のコンテストは、ミス・ユニバース(Miss Universe)のパナマ代表選考会となっている。ミス・ユニバースは各国の大会主催者に、その国で法的に女性と認められた人にも参加資格を広げるよう求めている。

 セニョリータ・パナマのトップ、セサル・アネル・ロドリゲス(Cesar Anel Rodriguez)氏は2日、AFPに対し、今回の決定はミス・ユニバースのトランスジェンダー女性に関する規約に沿ったものだと話した。

 ロドリゲス氏によると、パナマでは2018年時点で、少なくとも10人がトランスジェンダー女性として法的に認められているという。

 大会関係者によると、現時点ではトランスジェンダー女性からの応募はない。

 ミス・ユニバースでは2018年、スペインのアンヘラ・ポンセ(Angela Ponce)さんがトランスジェンダー女性として初の代表に選ばれた。(c)AFP