【3月2日 AFP】2001年9月11日の米同時多発攻撃から新型コロナウイルス禍まで、ニューヨークの再生を描くドキュメンタリーを米映画監督スパイク・リー(Spike Lee)氏が制作している。米ケーブルテレビ局HBOを傘下に持つワーナーメディア(WarnerMedia)が1日、発表した。

 複数のパートから構成されるドキュメンタリーは、国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)が乗っ取った旅客機でニューヨークの世界貿易センター(World Trade Center)に突入し約3000人が犠牲となったテロ事件から20年の節目に当たる今年公開される。

 制作と監督を務めるリー氏は「われわれは200回以上の取材を通じ、ニューヨークを地球上で最も素晴らしい都市にしているものは何か、そして、そうしたニューヨークを形作る多様な市民についても深く掘り下げている」と述べた。

 ワーナーメディアは「衝撃的なテロ攻撃から現在進行形の新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)まで、(街を)再建し回復するニューヨーク市民の広範囲にわたる前例のないポートレート」だとうたっている。

 同ドキュメンタリーはHBOと動画配信サービス「HBOマックス(HBO Max)」で配信される。放送日は「今年中」とされているだけで、日付けはまだ発表されていない。(c)AFP