【3月2日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間1日午後8時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は253万1448人に増加した。

【図解】新型コロナウイルス感染症:長引く症状

 これまでに世界で少なくとも1億1405万170人の感染が確認された。大半はすでに回復したが、一部の人々にはその後も数週間、場合によっては数か月にわたり症状が残っている。

 この統計は、各国の保健当局が発表した日計に基づいたもので、ロシアやスペイン、英国で行われた統計局による集計見直しの結果は含まれていない。

 検査の実施件数は流行初期と比べて大幅に増加しており、集計手法も改善したことから、感染が確認される人の数は増加している。だが、軽症や無症状の人の多くは検査を受けないため、実際の感染者数は常に統計を上回る。

 2月28日には世界全体で新たに5680人の死亡と30万6735人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのは米国の1001人。次いでブラジル(721人)、メキシコ(458人)となっている。

 最も被害が大きい米国では、これまでに51万3092人が死亡、2860万5953人が感染した。

 次いで被害が大きい国はブラジルで、死者数は25万4942人、感染者数は1055万1259人。以降はメキシコ(死者18万5715人、感染者208万6938人)、インド(死者15万7157人、感染者1111万2241人)、英国(死者12万2849人、感染者417万6554人)となっている。

 人口10万人当たりの死者数が最も多いのはチェコの191人。次いでベルギー(190人)、スロベニア(185人)、英国(181人)、イタリア(162人)となっている。

 地域別の死者数は、欧州が85万2569人(感染3762万6483人)、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が67万8450人(感染2138万1322人)、米国・カナダが53万5083人(感染2947万1938人)、アジアが25万6364人(感染1614万6765人)、中東が10万4318人(感染549万3708人)、アフリカが10万3715人(感染389万7601人)、オセアニアが949人(感染3万2353人)となっている。

 各国の死者数・感染者数は当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。(c)AFP