【3月1日 AFP】第78回ゴールデン・グローブ賞(Golden Globe Awards)授賞式が2月28日に行われ、映画部門では中国出身のクロエ・ジャオ(Chloe Zhao)氏が『ノマドランド(Nomadland)』で女性として初の作品賞、史上2人目の監督賞を受賞した。ドラマ部門の主演男優賞は、昨年、大腸がんのため43歳で死去したチャドウィック・ボーズマン(Chadwick Boseman)さんが、1920年代のブルースミュージックをテーマにした「マ・レイニーのブラックボトム(Ma Rainey's Black Bottom)」で受賞した。

 新型コロナウイルス流行の影響で、授賞式はほぼオンライン形式で行われた。式典のオープニングでは、司会を務めたコメディー俳優のティナ・フェイ(Tina Fey)とエイミー・ポーラー(Amy Poehler)が、多様性が欠けていると批判されているゴールデン・グローブ賞の主催団体、ハリウッド外国人映画記者協会(HFPA)の会員約90人中、黒人が一人もいないことをやゆする場面もあった。

 映画部門で作品賞と監督賞を受賞した『ノマドランド』は、ノンフィクションを下敷きにしている。アカデミー賞(Academy Awards)俳優のフランシス・マクドーマンド(Frances McDormand)が古びた車で生活を送るノマドの一人として米西部を放浪するロードムービーで、実際に単純労働で食いつなぎながら車上生活をしているノマドの人々も登場する。

 受賞スピーチでジャオ監督は、「それぞれの体験を共有してくれたノマドの皆さんに感謝したい」と述べた。

 テレビ部門では、英王室ドラマ「ザ・クラウン(The Crown)」の最新シーズンが4部門で受賞。リミテッド・シリーズ部門では「クイーンズ・ギャンビット(The Queen's Gambit)」が作品賞と主演女優賞(アニャ・テイラージョイ、Anya Taylor-Joy)を獲得。テレビ部門の「コメディー/ミュージカル」の作品賞には「シッツ・クリーク(Schitt's Creek)」が輝いた。