中国のワクチンが各国へ 発展途上国を支援
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【3月1日 People’s Daily】セネガル時間の2月17日夜、中国医薬集団(シノファーム、Sinopharm)の新型コロナウイルスワクチンがブレーズ・ジャーニュ国際空港に到着した。これによりセネガルは西アフリカで大量の新型コロナワクチンを獲得した最初の国となった。マッキ・サル(Macky Sall)大統領はこの日を、歴史に刻まれるべき日だと述べた。
現在、新型コロナワクチンの研究開発、生産、供給で協力し、各国の人々が接種できるようにすることが重要だ。中国は実際の行動でワクチンの公平な供給を促し、他国、とりわけ発展途上国のワクチン獲得を支援している。
中国はこれまでに、パキスタンなど50か国余りの発展途上国にワクチンを寄贈、20か国余りに輸出した。
パキスタンに寄贈したワクチンはすでにパキスタン側に引き渡された。イムラン・カーン(Imran Khan)首相はワクチン接種開始式に出席し、初めての医療従事者への接種に立ち会った。カーン首相は中国の迅速なワクチン寄贈に感謝した。
中国政府のワクチンは15日、ジンバブエにも到着した。エマーソン・ムナンガグワ(Emmerson Mnangagwa)大統領は中国がジンバブエを、ワクチンを最初に援助する国のグループに入れたことについて、両国が仲の良い友人、パートナーであることを示すものだと評価した。中国自身もワクチンを必要としているにもかかわらず、中国はジンバブエなどの発展途上国へのワクチン寄贈を忘れていない。中国は世界の防疫事業の中で称賛に値する役割を演じているのだ。
ボリビア政府は11日、中国医薬集団とワクチン協力協定をオンラインで締結した。ルイス・アルセ(Luis Arce)大統領は協定の締結に立ち会うとともに、両国の伝統的友誼(ゆうぎ)は深く、ボリビアは最も重要な時期に中国政府・人民が援助してくれたことに心から感謝すると語った。
赤道ギニアに寄贈した中国医薬集団のワクチンは10日、マラボに到着した。テオドロ・オビアン・ヌゲマ・ムバソゴ(Teodoro Obiang Nguema Mbasogo)大統領は15日、中国のワクチンを接種し、中国は赤道ギニアにとって最高の友人であるだけでなく、アフリカにとって最高の友人だと述べた。
カンボジアへの最初のワクチンは7日、プノンペンに届いた。フン・セン(Hun Sen)首相は空港でワクチンを出迎えた。首相は、カンボジアには「親友は困難なときには必ず助け合う」ということわざがあると語った。ワクチン支援は両国が緊密に協力していることを示す有力な証拠だ。(c)People’s Daily/AFPBB News