【3月1日 AFP】20-21イングランド・プレミアリーグは28日、第26節の試合が行われ、トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)はギャレス・ベイル(Gareth Bale)の2ゴールの活躍などでバーンリーFC(Burnley FC)に4-0で大勝した。ジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督も、チームが浮上するにはベイルがこうしたプレーを続けることが必要だと話している。

 このところ復活と言えるプレーを続けているベイルが、この日は本拠地でのデーゲームでマンオブザマッチの輝きを見せた。まずは至近距離からのゴールでチームに先制点をもたらすと、見事なロングパスでハリー・ケイン(Harry Kane)の得点をアシストし、最後はダメ押しの4点目を奪取した。

 今季開幕前にスペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)から期限付きでトッテナムに復帰したものの、本領を発揮できない日々が続いていたベイルだが、ここに来てようやく、当時の世界最高額でスペインへ挑戦した2013年頃の姿を取り戻す兆しを見せている。

 チームが欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)の出場権争いに復帰することを目指す中で、モウリーニョ監督は、順位アップにベイルが貢献してくれることを願っている。

「彼のことはとてもうれしいし、チームとしても非常にうれしい。このチームには彼のようなタレントが必要だ。物静かで、(メディアに)話したり、ニュースを見たり、読んだり、聞いたりはしない。多分、レアル・マドリードから来たから、あまり気にしないようにしているのだろう」

「満足している。コンディションが良ければ、きょうのようなプレーができる。得点だけでなく、緩急や内側に入ってくる動きも良かった」

 これが復帰後わずか3試合目のリーグ戦先発だったベイルは、調子を取り戻すのに時間がかかったことを認め、「良かった。完全にフィットするまでに少し準備が必要だった。今は調子が良いし、状態が戻ってきているのを感じる。チームを助けられて良かった」とコメントした。

「複数ゴールを決めて、アシストも記録して、チームのためになることができたのがうれしい」

 SNSに「良い」トレーニングができていると投稿しながら、FAカップ(FA Cup 2020-21)のエバートン(Everton)戦のメンバーから外れた際には、モウリーニョ監督から公然と批判されたベイルだが、干されていると感じたことはないと強調している。

「ずっと充実したシーズンを送れている。控室の雰囲気も心地よくて、楽しんでいる。幸せだし、それがピッチでも表現できていると思う」 (c)AFP/Steven GRIFFITHS