【2月27日 AFP】男子テニス、元世界ランキング6位のジル・シモン(Gilles Simon、フランス)が26日、競技からの休養宣言をした。「精神的に自分を守る」ためだと話している。

 男子テニスツアーは昨年、新型コロナウイルスの影響で5か月間中断し、一連の感染対策の下でようやく再開されたが、選手は今も厳格なルールを守らなくてはならない状況が続いている。

 そうした中で36歳のベテランのシモンは、ツイッター(Twitter)で「自分の心は、このような状況で遠征してプレーする状態にない。残念だが、精神的に自分を守るため休養を取らなくてはならない」と話した。

「なるべく早くやる気が戻ってくることを願っている。応援してくれている全てのファンに感謝している。またすぐに会いましょう」

 先日の全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2021)では、選手は大会前に2週間の隔離を義務付けられ、練習時のみホテルの部屋から出ることを許された。

 全豪オープンでシモンは、最終的にベスト4に残ったステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)からわずか4ゲームしか奪えず、ストレートで初戦敗退となっていた。

 キャリア通算14個のタイトルを誇るシモンだが、現在の世界ランクは68位に低迷している。(c)AFP