【2月27日 AFP】米食品医薬品局(FDA)の諮問委員会は26日、米医薬品大手ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)が開発した接種1回型の新型コロナウイルスワクチンについて、緊急使用の許可を勧告することを全会一致で採択した。新型ウイルスにより世界で最も大きな被害を受けている米国で認可された三つ目のワクチンとなる見通し。

 FDAが招集した委員会のメンバーは、科学者や消費者、業界代表ら22人で構成された。勧告を受けて、同社のワクチンは数日以内に緊急使用が承認されるとみられる。米国で承認される新型コロナウイルスワクチンは、昨年12月に暫定承認された米ファイザー(Pfizer)製と米モデルナ(Moderna)製のワクチンに続いて三つ目。

 当局は今週、来週には300万~400万回分のワクチンを配送したいとしていた。(c)AFP/Issam AHMED