【2月27日 AFP】2023年に開催されるラグビーW杯フランス大会(Rugby World Cup 2023)の日程が26日に発表され、通算4度目の優勝を目指すニュージーランドは、7週間にわたる過酷な大会の開幕戦でいきなり開催国の強豪フランスと激突することになった。

 W杯では1987年と2011年、2015年に優勝を果たしているオールブラックス(All Blacks、ニュージーランド代表の愛称)は、大会初日の9月8日にパリ郊外のスタッド・ド・フランス(Stade de France)でレ・ブルー(Les Bleus、フランス代表チームの愛称)と対戦する。決勝は同スタジアムで10月28日に行われる。

 両チームが戦うプールAは、他にシックスネーションズ(Six Nations Rugby)で低迷するイタリアに加え、米大陸とアフリカでそれぞれ予選1位突破を果たした2チームという顔ぶれとなっており、ニュージーランドとフランスが容易に準々決勝に進出するとみられている。

 同プールを首位で突破したチームは、大会連覇を目指す南アフリカをはじめ、アイルランドとスコットランドの強豪がひしめくプールBの2位と対戦する。スプリングボクス(Springboks、南アフリカ代表の愛称)の初戦は、9月10日にマルセイユ(Marseille)のスタッド・ヴェロドローム(Stade Velodrome)で行われるスコットランド戦に決まった。

 プールDでは、2003年大会の覇者イングランドがマルセイユで行われる同9日の初戦でアルゼンチンと対戦。その翌日には、日本が米大陸2位とトゥールーズ(Toulouse)で相まみえることになった。

 プールCではウェールズとオーストラリアが決勝トーナメントに進出すると予想されるが、フィジーの存在も侮れない。同国とはウェールズが同10日にボルドー(Bordeaux)で、オーストラリアが同17日にサンテティエンヌ(Saint-Etienne)で対戦する。

 2023年大会は計48試合が組まれており、パリ、マルセイユ、ニース(Nice)、リール(Lille)、トゥールーズ、リヨン(Lyon)、ボルドー、サンテティエンヌ、ナント(Nantes)の9都市に分かれて行われる。(c)AFP/Nicholas MC ANALLY