【2月27日 AFP】ヘンリー英王子(Prince Harry)が米トーク番組への出演で珍しく1対1のインタビューに応じ、王室を離脱したのは英メディアによって自身のメンタルヘルスが「破壊」されていたことが理由だったと語った。また英王室を描いたネットフリックス(Netflix)の人気ドラマ「ザ・クラウン(The Crown)」を見ていることも明かした。

 昨年、妻のメーガン妃(Meghan, Duchess of Sussex)とともに米国に移住したヘンリー王子は、トーク番組司会者のジェームズ・コーデン(James Corden)氏と屋根のないオープントップバスに乗って米ロサンゼルス市内を観光しながら、家族との新生活について語った。

「英国メディアがどんなことをするかは皆知っての通りで、私のメンタルヘルスを破壊していた。これは有害だと感じた。そこで、夫や父親なら誰でもすることをした。自分の家族をそこから脱出させる必要があった」(ヘンリー王子)

 ヘンリー王子はまた、自身とその家族について報じる記事を読むよりも、「ザ・クラウン」での英王室の描写を見る方が「安心」できると明かした。「(同ドラマは)ニュースのふりをしておらず、フィクションだ。事実に基づいている部分もある。もちろん、細部まで正確ではないけれど、(王室の)ライフスタイルや、家族やほかの何よりも公務と奉仕を最優先するプレッシャー、そしてそれに付随するものについて、大まかに分かる」

 インタビューではメーガン妃もビデオ通話で登場し、ヘンリー王子を「ハズ」の愛称で呼んだ。

 ヘンリー王子は、祖父母のエリザベス女王(Queen Elizabeth II)とフィリップ殿下(Prince Philip)に息子のアーチー(Archie)ちゃんの顔を見せるため、ビデオ会議サービス「ズーム(Zoom)」で通話をしたとも語った。

 また、アーチーちゃんの発した最初の言葉は「クロコダイル」だったことや、昨年のクリスマスにエリザベス女王からアーチーちゃんへのプレゼントとしてワッフルメーカーを受け取ったことも明かした。(c)AFP