【2月28日 CGTN Japanese】ぜいたく品がなぜぜいたくであるかと言うと、数が少なくて価格が高いからです。しかし、今年の春節連休期間中、ぜいたく品は中国で「超人気商品」となり、最も活気のある業界となりました。

「北京の最もぜいたくなショッピングモール」と呼ばれるSKPは2020年度の売上高が177億元(約2902億円)となり、10年連続で中国の「店王」の座を維持しました。さらに初めて英国の老舗高級百貨店であるハロッズを超えて、世界の「店王」を狙うようになりました。2021年の春節期間中、SKPはまたもその存在感が高まりました。数多くのネットユーザーはそれぞれの大手ソーシャルメディアで、自分の目で見た、ぜいたく品カウンター前の混雑ぶりをシェアしました。

 海南省(Hainan)商務庁が発表したデータによりますと、海南離島免税店の2月11日から17日にかけての売上高は15億元(約246億円)余りに達しました。また、上海市商務委員会の17日の発表によりますと、春節期間中、上海港匯恒隆広場などの高級百貨店の売上高は昨年同期に比べて6倍以上増加したとのことです。

 著名なコンサルティング会社ベイン・アンド・カンパニーが発表した報告書は、「2020年、世界のぜいたく品市場が23%衰退する一方、中国での消費は48%増の3460億元(約5兆6744億円)に達した」としています。

 また、同報告書は、「2020年、中国のぜいたく品消費は全世界の3分の1以上を占めた」とし、中国市場でぜいたく品販売が好調する理由について、「海外の感染拡大で海外旅行ができなかったため、ぜいたく品に対する中国消費者の購買需要が国内にシフトしたことによるものだ」との見解を示しています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News