■「トランスジェンダーの女性であることが誇らしい」

 ブラジルでは2011年より、性別適合手術に保険が適用されている。しかし、公立病院でそうした手術を行っているところは5か所だけ。しかも、順番が回ってくるまで長く待たされる。

 マイラさんとソフィアさんは当初、タイに行って手術を受けるつもりでいたが、ブラジル国内で2015年に設立された医療施設「トランスジェンダー・センター・ブラジル」をマイラさんが見つけた。

 2人は私立のクリニックを選んだことで、早めに手術を受けることができた。

「トランスジェンダーの女性であることが誇らしい。あまりにも長い間、世間を恐れて生きてきた。これからは私のことを尊重してもらいたい」とマイラさん。キリスト教の殉教者、聖セバスチャン(Saint Sebastian)の絵を肌身離さず持ち歩いている。

 同じく信心深いソフィアさんは、「神が創られたのは魂で、肉体ではない」と思うと話した。

「私たち(トランスジェンダー)も人間であることを世間に知ってもらう力になりたい」 (c) AFP/Paula RAMON