【2月26日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するレッドブル(Red Bull)のマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)は25日、王座奪取を目指して新シーズンに備える中、メルセデスAMG(Mercedes AMG)で王者ルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)の後を引き継ぐことは考えていないと強調した。

 通算7度の年間優勝を記録するなどF1で絶対王者に君臨しているハミルトンは、そのうち6度のタイトル獲得を果たしているメルセデスと今月はじめに契約を1年延長したが、同チームのマシンでレースに臨むのは2021年シーズンが最後になるとの見方が出ている。

 フェルスタッペンは、自分がハミルトンの後継者になる可能性があるか記者に聞かれると、「最終的にルイスがどうするかは分からない」とした上で、「自分自身や今シーズンのこと、それに結果を出す努力をすることに集中している。(中略)そういうことは今の時点では考えていない」とコメントした。

 バーレーンで行われる合同テストの開始を約2週間後に控え、2021年シーズンが視界に入ってくる中、現在23歳のフェルスタッペンはハミルトンのF1での覇権に終止符を打つ可能性がある数少ないドライバーの一人とみられている。

 昨季のレッドブルは、フェルスタッペンがGPで計2回の優勝と11回の表彰台獲得を果たし、ドライバーズ選手権で総合3位に入った一方で、アレクサンダー・アルボン(Alexander Albon)は、計2回の3位をマークするにとどまった。

 チームを離脱したアルボンに代わり、今季からレッドブルに加入したセルヒオ・ペレス(Sergio Perez)について、フェルスタッペンは「チェコ(Checo、ペレスの愛称)がこれまでのキャリアで常にやってきた通りの良い仕事をしてくれると期待している」とすると、「共に仕事をすることにわくわくしている。一緒にたくさんのポイントをチームにもたらせるようにしたい」と語った。(c)AFP