【2月26日 Xinhua News】中国国家知識産権局はこのほど、中国が2020年末時点で30カ国・地域と特許審査ハイウエー(PPH)協力協定を結んだと明らかにした。PPHは既に中国の出願者が外国で迅速に特許保護を得る重要なルートの一つになっている。

 PPHプロジェクトは現在、世界で最もカバー範囲が広く、最も活発な特許審査関連の国際協力プロジェクトとなっている。中国企業はPPH協力協定により、外国での特許申請を迅速かつ低コストで行えるほか、認可の確立も高まる。

 2011年に日本の特許庁とPPH試行プログラムを実施して以降、国家知識産権局のPPH協力パートナーは急速に増え、米国や欧州、日本、韓国、ロシア、ブラジルなどの国・地域に拡大した。うち「一帯一路(Belt and Road)」域内は16カ国・地域を占める。

 20年6月末時点の中国の出願者によるPPH申請は累計9066件で、年平均成長率は22・6%となっている。(c)Xinhua News/AFPBB News