【2月28日 CGTN Japanese】「長江保護法」が3月1日から施行されます。中国で「母なる川」と呼ばれる長江が常に活力を保ち、中華民族が持続的に発展していくことに法的な保障を提供していくのが狙いです。

「長江保護法」は生態優先、保護優先の原則を堅持し、長江流域の生態環境の保護と修復を圧倒的な位置に置き、一連のハード制約メカニズムを確立・健全化させ、流域内の生産・生活活動、開発・建設を厳しく規範化していきます。生態環境保護の面からみますと、「長江保護法」は、生態環境の空間管理とコントロールについて明確に要求し、産業構造が長江流域の生態システムや自然環境の負荷能力に適応することを求めています。

 長期にわたり、乱獲や航路の整備、採石など高強度の人類活動の影響を受け、長江流域の生態環境が深刻に破壊されたことで、ヨウスコウカワイルカの機能的絶滅が引き起こされました。希少で特有の種も全面的に衰え、経済的な価値がある魚類の資源はほとんど枯渇しています。このため、今年1月1日から長江で「10年禁漁」の措置が全面的に始まりました。これは生物の多様性の保護や水域の生態機能の修復、国家の生態安全の保障において大きな意義があると見られています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News