【2月26日 Xinhua News】中国聴覚障害者協会が開発を指導し、電子商取引(EC)大手アリババグループ(Alibaba Group)傘下の先端科学技術研究機関「達摩院(DAMOアカデミー)」が無償提供した音声認識技術と計算処理能力が組み込まれる初めての字幕セットトップボックスが旧暦大みそかの11日夜、中国の100以上の聴覚障害者の家庭がいる社区(コミュニティー)に導入された。音声をリアルタイムで文字に変換する先進技術によって、聴覚障害者らは初めて年越し特別番組「春節聯歓晩会(春節の夕べ、年越し特別番組)」やニュースなどの生放送番組を支障なく視聴できるようになった。

 第三者機関による評価では、達摩院の音声AIによるニュース番組の認識精度は99・19%に達しており、類似技術の中でトップレベルにある。(c)Xinhua News/AFPBB News