【2月25日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2020-21)は24日、各地で決勝トーナメント1回戦第1戦が行われ、レアル・マドリード(Real Madrid)はフェルラン・メンディ(Ferland Mendy)が終盤に決勝ゴールを奪い、10人のアタランタ(Atalanta)を1-0で下した。

 アタランタに退場者が出たため数的優位になっていたアウェーのレアルは86分、左SBのメンディがカーブのかかった鮮やかなシュートをゴール隅に決め、来月16日に行われるホームでの第2戦に向けてアドバンテージを得た。

 レアルのジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)監督は、「今夜は素晴らしい試合をしたわけではないが、最も大切なのは結果。アウェーゴールを挙げることが重要だった」とコメントし、「たとえ10人だったしても、アタランタ相手には非常に良い結果。彼らの守りは堅かったから」と続けた。「この試合はまだどうなるか分からない。素晴らしい第2戦になるだろう」

 序盤に仕掛けていたのはアタランタだったが、ペナルティーエリアの端でメンディを倒したとして17分にスイス代表MFレモ・フロイラー(Remo Freuler)が厳しい判定で退場になると、試合の流れは一変した。

 さらに30分にはFWドゥバン・サパタ(Duvan Zapata)が筋肉系の問題でMFマリオ・パシャリッチ(Mario Pasalic)と交代することになり、ジャン・ピエロ・ガスペリーニ(Gian Piero Gasperini)監督の苦難は続いた。

「試合は台無しになった」と振り返ったガスペリーニ監督は、「11人対11人だったらどうなっていたかは分からない」と続けた。

 先日セリエAの試合で審判と口論になり、退場になったばかりだという指揮官は、「ここで何かを口にすれば、欧州サッカー連盟(UEFA)から処分が下るだろう」としながらも、いかなる接触も排除するという傾向は、「サッカーにおける自殺行為」だと批判した。

「サッカーを一度もプレーしたことがなく、チャレンジとファウルの違いも分からないこうした審判はもうたくさん」 (c)AFP/Emmeline MOORE