【2月28日 CGTN Japanese】中国医学科学院腫瘍病院の赫捷(He Jie)院長率いる研究チームはこのほど、「2015年中国のがん発症および死亡統計」と題する文章を発表しました。文章によりますと、罹患(りかん)率トップは、男性は肺がん、女性は乳がんとなっています。また、中国で最も死亡率が高いがんは依然として肺がんだということです。

 文章は国家がんセンターの最新データに基づいたもので、対象人口は3億1000万人(その年の全国総人口の22.52%)です。食道がん、胃がん、肝臓がんなど感染および貧困と関係のあるがんの罹患率は低下しており、罹患率上位3位は肺がん、乳がん、胃がんの順となっています。死亡率上位3位は肺がん、肝臓がん、胃がんで、死亡率が最も高い年齢層は、男性は60歳から64歳、女性は75歳から79歳です。

 文章によりますと、中国では、がんによる死亡の半分以上が変えることが可能な危険要素によるもので、例として喫煙、飲酒、高カロリー食品の摂取、長時間座って動かない生活様式、糖尿病、慢性伝染病などが含まれます。(c)CGTN Japanese/AFPBB News