54歳「キングカズ」だけにあらず ベテランが活躍続けるJリーグ
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■「真のプロ」
ベテラン世代は「互いに良い刺激を与え合っている」と話すのは、プロ24年目のシーズンに突入した41歳の小野伸二(Shinji Ono)。昨季J2で14試合に出場し、今季からJ1の北海道コンサドーレ札幌(Hokkaido Consadole Sapporo)に加入した小野は、AFPの取材で「たまに会って話したりするが、いつ辞めるとか、そういう話は一切しない。今サッカーができていることを皆幸せに感じているから」と語った。
欧州のリーグで40代の選手がプレーしているのはまれで、イタリア・セリエAのユベントス(Juventus)に所属するGKジャンルイジ・ブッフォン(Gianluigi Buffon)とフランス・リーグ1のモンペリエ(Montpellier HSC)でプレーするヴィトリーノ・イウトン(Vitorino Hilton)が、ともに43歳で数少ない現役選手となっている。
横浜FCで三浦と一緒にプレーするオランダ人DFのカルフィン・ヨン・ア・ピン(Calvin Jong-a-Pin)は、Jリーグではフィジカルなプレーが少ないことが、選手生命の長期化に「確実に寄与している」と考えているが、若々しさを保つ三浦の状態に関しては文句の付けどころがないという。
自身は34歳と比較的若いヨン・ア・ピンは、三浦について「彼はモチベーションが高く、とにかく真のプロフェッショナルだ」と称賛し、「トレーニングでは走らなければならない、厳しいセッションがあるが、彼は先頭で走っている。全ての周で一番前に立って、他の全員が彼の後ろにいる」と明かした。
ヨン・ア・ピンによれば、三浦には「どこにでもついてくる」専属トレーナーや、「家からクラブハウスまでの運転で体力を失わなくていいように」運転手がいるそうだ。
一方、オランダやドイツ、オーストラリアでプレー経験がある小野も、自分の体には特別なケアを施しつつ、シーズン開幕前から非常に状態は良いという。今のところ引退や未来のことは「考えていない」と言う小野は、「チームから欲しいと思ってもらえなかったら、クラブがないわけで。それがなくなったら、辞めざるを得ない。いつの日か絶対必ず来るだろうから。でもそれまで自分がサッカーを本当に楽しんでできている」と語った。
三浦に関しては、「ピッチの上で死にたいと言っていた」本人にスパイクを脱がせるのは神のみぞできる業だとヨン・ア・ピンは考えていると言い、「彼を信じている。誰かが彼を止めるしかない。だって、彼は止まらないからね」と話している。(c)AFP/Andrew MCKIRDY