【2月24日 AFP】米男子ゴルフのタイガー・ウッズ(Tiger Woods)選手が23日、ロサンゼルス近郊で自動車事故を起こし、脚に大けがをしたことについて、ドナルド・トランプ(Donald Trump)氏とバラク・オバマ(Barack Obama)氏という二人の米大統領経験者が復活を願った。

 トランプ氏は米FOXニュース(Fox News)に対して、「彼は戻ってくる。間違いない。戻ってくるよ」と話した。

 ウッズ選手は2019年のマスターズ・トーナメント(The Masters Tournament 2019)を制覇して、2008年の全米オープン選手権(2008 US Open Championship)以来11年ぶりとなるメジャー15勝目を飾った。そしてその数週間後、トランプ氏から大統領自由勲章(Presidential Medal of Freedom)を授与された。

 トランプ氏は「とても悲劇的だ」と話し、「あの日から大きく前進したところで、こんなことになってしまった」と続けた。

「多くのことを乗り越えてきた男だし、これまでも信じられないような人生を送ってきて、それがこの先も続くだろう」

「脚のけががかなり悪いことは理解しているが、復活するはずだ。その手段を見つけると思う。彼は素晴らしい人間だよ」

 オバマ氏も、トランプ氏と同じ元大統領のゴルフ仲間としてウッズ選手を称賛し、ツイッター(Twitter)に激励のメッセージを投稿している。

「今夜はタイガー・ウッズとその家族のために祈りたい。ゴルフ史上最高の選手が一刻も早く回復することを願っている。われわれがこの数年間で何か学んだとすれば、それはタイガーにKO負けはあり得ないということだ」

 ウッズ選手は合計4度の腰の手術から復活して2019年にマスターズを制し、さらには日本で開催されたZOZOチャンピオンシップ(Zozo Championship)で優勝して、サム・スニード(Sam Snead)氏がつくった米ツアー最多82勝の記録に並んでいる。(c)AFP