【2月24日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するレッドブル(Red Bull)は23日、2021年シーズンの新車「RB16B」を発表。ホンダ(Honda)の置き土産となる新エンジンとわずかな改良が、メルセデスAMG(Mercedes AMG)との差を縮めることに期待を寄せている。

 新シーズンに向けて4チーム目となった新車発表を行ったレッドブルは、マックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)と、アレクサンダー・アルボン(Alexander Albon)に代わって加入したセルヒオ・ペレス(Sergio Perez)が「RB16B」を駆る。

 エンジンサプライヤーとして最後のシーズンを迎えるにあたり、ホンダは新たなパワーユニットを提供。マシン自体には前シーズンの先代モデルと多くの共通点がある。

 そういった類似点があるものの、レッドブルはウェブサイト上で「RB16Bは、一皮むけば多くの変更点がある」と明かしている。

「表面上では、新車の最初のイメージは冬の間にあまり多くの変更がなかったことを示している」

「また新規則が2022年まで延期されたことで、今シーズンに多くの持ち越しがあったが、それがわれわれの優秀なデザイナー陣が、冬を通して快適な枕の上でくつろいでいたことを意味するわけではない」

「チームの目標は、2020年から新シーズンに向けての勢いを維持し、タイトルを争うことだ」

 今季はリザーブドライバーとなるアルボンとフェルスタッペンは、昨季のコンストラクターズ争いでレッドブルを2位に導いたが、トップのメルセデスには254ポイント差をつけられた。フェルスタッペンは昨季2勝を挙げるとともに、11度の表彰台入りを果たし、アルボンは安定感を欠く中で2度3位の座を手にした。

 レッドブルは24日にシルバーストーン(Silverstone Race Circuit)でメディア向けに新車をシェイクダウンし、3月12日から14日にかけてはバーレーンでの合同テストに臨む。(c)AFP