【2月23日 AFP】(更新)コンゴ民主共和国(旧ザイール)東部ゴマ(Goma)近郊で22日、国連(UN)の世界食糧計画(WFP)の車列が襲撃され、イタリアの大使ら3人が殺害された。コンゴ内務省はルワンダのフツ人反政府勢力による犯行だと主張したが、同勢力は関与を否定している。

 首都キンシャサの外交筋とWFPによると、ルカ・アッタナシオ(Luca Attanasio)大使(43)は、学校での給食提供プログラムの視察に向かっていた。

 イタリア政府はアッタナシオ大使の他、イタリア人警察官1人と運転手1人が死亡したと発表。セルジョ・マッタレッラ(Sergio Mattarella)大統領は「卑劣な攻撃」だと非難した。

 コンゴ内務省は、周辺地域で25年以上にわたり活動しているルワンダのフツ人反政府武装組織「ルワンダ解放民主軍(FDLR)」による犯行だと主張。だがFDLRはAFPに送付した声明で関与を否定し、ルワンダとコンゴ両国の軍による犯行だと主張した。(c)AFP