【2月23日 AFP】男子テニスの最新世界ランキングが22日に発表され、ロシアのダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev)が自身初のトップ3入りを果たしたほか、全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2021)でまさかのベスト4入りを成し遂げた同胞のアスラン・カラツェフ(Aslan Karatsev)が、72ランクアップの急上昇をみせた。

 21日に行われた全豪オープン決勝で、大会第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)にストレートで敗れたメドベージェフは、四大大会(グランドスラム)では2019年の全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2019)に続いて2度目の準優勝を収め、3位に浮上した。

 一方、これで通算18度目のグランドスラム優勝を果たしたジョコビッチは、来月8日時点での世界1位も確定させ、トップの在位期間でロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)の通算310週を抜き、歴代1位となる同311週を記録することになった。

 その他では、全豪4回戦でグリゴール・ディミトロフ(Grigor Dimitrov、ブルガリア)にストレート負けを喫したドミニク・ティエム(Dominic Thiem、オーストリア)が、メドベージェフとの入れ替わりで4位に後退。そして、ディミトロフがトップ20に返り咲いた。

 しかし、今回最も順位が飛躍したのは、メジャー大会本戦デビューにして4強入りを果たすという、オープン化以降では初の快挙を成し遂げたカラツェフだった。27歳の同選手は、準決勝でジョコビッチに敗れるまでシード選手3人を撃破する快進撃をみせ、一気に114位から42位まで順位を上げた。

 最新ATPランキングは以下の通り。

1位:ノバク・ジョコビッチ/1万2030ポイント
2位:ラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)/9850ポイント
3位:ダニール・メドベージェフ/9735ポイント
4位:ドミニク・ティエム/9125ポイント
5位:ロジャー・フェデラー/6630ポイント
6位:ステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)/6595ポイント
7位:アレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)/5615ポイント
8位:アンドレイ・ルブレフ(Andrey Rublev、ロシア)/4609ポイント
9位:ディエゴ・シュワルツマン(Diego Schwartzman、アルゼンチン)/3480ポイント
10位:マッテオ・ベレッティーニ(Matteo Berrettini、イタリア)/3480ポイント
11位:デニス・シャポバロフ(Denis Shapovalov、カナダ)/2910ポイント
12位:ガエル・モンフィス(Gael Monfils、フランス)/2860ポイント
13位:ロベルト・バウティスタ・アグト(Roberto Bautista Agut、スペイン)/2710ポイント
14位:ミロス・ラオニッチ(Milos Raonic、カナダ)/2630ポイント
15位:ダビド・ゴフィン(David Goffin、ベルギー)/2600ポイント
16位:パブロ・カレーニョ・ブスタ(Pablo Carreno-Busta、スペイン)/2585ポイント
17位:グリゴール・ディミトロフ/2575ポイント
18位:ファビオ・フォニーニ(Fabio Fognini、イタリア)/2535ポイント
19位:フェリックス・オジェ・アリアシム(Felix Auger-Aliassime、カナダ)/2516ポイント
20位:スタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)/2365ポイント

42位:アスラン・カラツェフ/1382ポイント

(c)AFP