【2月25日 CNS】中国国家郵政局の郵便産業安全保障センターによると、旧暦の大みそかにあたる11日から春節(旧正月、Lunar Ner Year)4日目となる15日までに、全国で計3億6500万個の荷物が収集、配達された。春節連休中も各地の配達従業員が作業に従事し、取扱量は前年比で224ポイント増加した。

 宅配業者大手の韻達(Yunda Express)では、春節期間中の16日も大半の従業員が出社。本社や各地の流通センター、営業所で汗を流していた。遼寧省(Liaoning)興城市(Xingcheng)にある支店の従業員、李景健(Li Jingjian)さんは「春節期間中、多くの顧客から新年のあいさつを受けました。励みになります」と笑顔で語っていた。

 国家郵政局は春節前、配達業界が従業員の勤務と休暇を調整しながら1日あたり1億個の荷物に対応する態勢を確保するよう求めていた。春節期間中、大手配達事業者は通常の営業を継続。韻達をはじめ郵政EMS、順豊エクスプレス(SF Holding)、京東(JD.com)物流、中通快逓(ZTO Express)、円通(YTO Express)、申通快逓(STO Express)、百世(Best Expess)、徳邦(Deppon)、極兔速逓(J&T)などで働く従業員数は100万人を超えると推定されている。

 大みそか(11日)と春節初日(12日)の2日間だけで、全国で1億3000万個を超える荷物が配送され、前年比で223ポイントも増加。多くの市民が新年のお祝い品などをスムーズに受け取ることができた。(c)CNS/JCM/AFPBB News