【2月22日CGTN Japanese】王毅(Wang Yi)国務委員兼外交部長は22日、「対話協力、相違点の管理・コントロール――中米関係の正しい軌道への回帰を推進」と題する藍庁論壇(ランティンフォーラム)の開幕式であいさつし、いかに中米関係を正常な軌道に戻すかについて考えを述べました。

 王外交部長は、両国の協力に必要な条件を提供するため、米側に対中政策を調整し、中国製品に課する不合理な関税、中国企業と科学研究教育機関に実施する各種の一方的な制裁、中国の科学技術の進歩に対する理屈に合わない圧力を放棄すると共に、中国の教育、文化、報道、華僑事務などの団体の米国での活動に対する各種制限と、米国の地方政府及び各界の対中往来に対する阻止を解除して、両国の高等教育機関、研究機関、留学生など正常な交流プロジェクトの回復を奨励し支持し、開放的な姿勢で両国民の相互往来に良好な環境づくりをするよう求めました。

 王外交部長はさらに、「米国の新政権は現在、対外政策について精査・評価しているところだ。米国の政策制定者に望むのは、歴史の流れに順応し、世界の大勢を見極め、各種の偏見を捨て、理由のない憶測を避け、対中政策が理性を取り戻すよう後押しし、中米関係の健全的かつ安定的な発展を実現することだ。50年前、中米の指導者は非凡な政治的気迫で数十年にわたって閉鎖されてきた交流の扉を共に開いた。今日、私たちは両国と世界に対して責任ある態度で、再び賢明で正しい選択をすべきだ」と述べました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News